Webサイト運営における考え方も、企業によって、ジワっと格差が出てきた感じです。一頃の担当者像は、
(1)販促担当者…既存媒体やツールを取り仕切るがネット関係は弱め。
(2)PC/ネットに詳しい人…社内において、他の人より多少詳しいため、サポートデスク的な役割になっている。
いずれにしても、コストに関する考え方に思い違いがあったり、決裁権を持っていなかったりと、Web制作のプロジェクトを進めるには、何かと障害のあるケースが多かったです。
最近では、専任の担当者として、制作監修から公開後の運営まで任されているスタッフとお打ち合わせするケースも増えてきました。
避けては通れない専門用語を理解し、制作経験もあるような方々です。窓口として、こういった担当者がいる場合は、各種ご提案が非常に通りやすいです。これこれこういったものが必要なんですよ、という説明をするにしても、それってどういうこと?という質問がいちいちバックされてこないのと、大筋の企画を通す決裁権を持ってる(任されている)ので、「やりたいこと」と「やれること」を判断した上で前へ進めるからです。
もちろん、全ての企業ではないですが、オンラインショップを運営しているようなところでは「張り付きの専任者」が必要になってくるでしょうし、自社の商品情報などを発信する場合にも何かとスピードが求められるご時世です。
本来の業務以外で、運営を任されている場合は、どうしてもWebはないがしろにされがちですから。
Webサイトを運営していく、ということは、Webを1つの事業と捉え、「Webサイトを持つ」に止まらず、Webに強い“Web担当者”をスタッフィングするところまで求められている傾向アリ、です。
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