ビジネスにおけるスピードとはなんでしょう。対応(レスポンス)の速さ、答えを導き出す速さ、モノを創る速さ、いろいろありますね。どんな意味でも、遅いよりは速いのが良いですね。ビジネスですから誰も好き好んで、ダラっとやる意味も無いですから。
ボクらの業界で何かと求められがちなのは、「モノを創るスピード(速さ)」です。技術/デザインレベルや目的達成のための仕組みを無視して良いのならば、(要は最低限の情報を伝えるだけのモノ)スピードにも自信有り」と言ってしまいましょう。でも実際は、掘り下げれば、皆様、いろんなことを期待していらっしゃいます・・・。
「来週中に制作してもらいたいんだけど・・・」という依頼に対して、「出来ません」とは言わないです。サイト制作の目的が「来週中に何らかの告知をしなくてはならない」ということであれば、その目的をかなえるためのWebサイトは制作できます。もしかしたら、それは1Pか2Pのサイトかも知れません。でも、それだけあれば告知は可能なはずで、目的は達成できます。
極端な話し、100Pもあるようなサイトを1週間で、というご依頼は実際、困ります。100Pもあるからには、それは何かを告知すること以外にもきっと目的があるはずです。その目的を達成するために、1週間で制作することが果たして「吉」なのか?目的は「1週間後に100Pのサイトを公開することですか?」サイト制作の本来の目的は何でしょう?
クライアントの要望に“スピード”も含めて、期待以上に応えたいと、大抵の制作者は考えているはずです。「急げ、急げ」は本来の目的を見失う結果にもなってしまいます。まさに「急がば回れ」です。
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