当然ながら、制作にあたって「見積もり」というものが存在します。ケースによっては「合い見積もり」を取られる場合もありますよね。それに関しては全く問題は無いのですが、ウェブ制作の「見積もり」の比較は初期段階において、あまり意味を持たないと考えます。その会社によって「品質」「技術」「公開後の運用方法」など考え方が全く違うからです。例えば、ある案件に対してプレゼンがあったとします。
●A社:HTMLファイルで構成される静的なサイト。以後の更新/管理は固定費で請け負う。
●B社:基本的にはHTMLファイル構成だが、一部にCMSを導入し、公開後の運用がクライアント側で可能。各種検索エンジンにも登録。
●C社:サイト全体をオールFLASHで展開。ビジュアル訴求を重視し、情報は少なめ。同時にネット広告を展開。
・・・、ざっくり割り振っちゃいましたが、もちろん上記以外にもご提案の手法は考えられます。A、B、C社の「見積もり」は全く違うものでしょう。クライアントから最初にご提供いただいた情報は同じだとしても、ページ構成も違いますし、質も変わります。公開後の展開も違ったものになるでしょう。“企画(規格)”が異なりますから、単純な価格での比較検討は難しいところです。
「ページ単価はどのくらい?」もしくは「大体30Pのサイトなんだけど幾ら?」というご質問にはお答えしづらい、というご説明の例として。
コメント