モノ創りにおけるコンサルティングな要素として、そのスキルやノウハウに支払われる対価は無視されがちです。「無視」と言うと極端ですね…。そういったソフトに対する対価はなかなか評価されにくい、としましょう。
デザイナーで言えば「こういった表現の方が良いんじゃないですか?」とか消費者の視点で新しいアプローチを提案してくれる方も居ます。結局、アウトプットであるデザインというものの中には「クリエイティブなセンス」と「どういった手法が伝わりやすい表現なのか、というアイデア」が落とし込まれています。デザイナーのタイプにもよると思うのですが、そういったプラスアルファのスキルやノウハウを持っている方にはそれ相応の対価が発生すべきです。
またはフォトグラファーなんかもそうです。人、食材、建築物…、それらを撮影するためには、それぞれにベストなアプローチがあって、打ち合わせなんかをしてるとそこまで考えるか!と思ってしまうこともしばしば。
さらにニッチなところで言うと、そういった撮影の演出をしてくれる職業の方、わかりやすいところで言うと、スタイリストさんとかメイクさんですね。結果としては撮影現場での作業が全てと思われがちですが、撮影状況を考察できる経験値や準備に関わる時間などは目に見えるものではありません。
そういった方たちとお話をするだけで、最近のトレンドはこんな感じかぁ、と改めて勉強になります。その情報価値を考えれば、ホント授業料払うよ!と思ってしまいます。
当然、彼らは彼らでそういった自分たちのキャリアを外部に対して正確にアナウンスをしつづけていかないとならないのですが、インセンティブが足りない環境の方をもっと見直していくべきですよね。
コメント