とある企業のリニューアルのお話を頂きまして、既存サイトの制作時にはその企業にとってはじめてWebサイトをつくるような案件だったので、とにかく情報収集にてこずったのを思い出しました。担当者以外にも各種部署や施設を取材したり、撮影したり…。
で、改めて今回のリニューアルの話なのですが、同時に紙(会社案内)も刷新するというお話。
その会社案内について現場で直接あったお話ですが、企業間の新規取引において、オファーがある前に既にWebサイトで調査は済まされている、とのこと。
結局、Web以上の情報量を持てず(その企業のコストとか諸々の事情の上)、なおかつ印刷された時点での最新情報を超えられない紙ツールよりもWebサイトを今後の企業広報の中心に据えたい、と。
まぁ、極端と言えば極端ですが、その会社案内(紙)はその後直接訪問する際の手持ち無沙汰を解消するためのツールだとおっしゃられてました。必要ではある、とは思ってはいるようですけども。
それは、ボクらの立場からすれば、なんとも優越感のあるお話で数年前の状況から比べたら、時代は変わったなぁ、としみじみしちゃうのですが、身も蓋もなく言ってしまえばツールは所詮ツール、それぞれの役割は当然あるわけです。
「やっぱ、これからはWebだよ!」という台詞は非常に聞いてて気持ち良いのですが、企業の広報展開の場合は特定の媒体やツールに依存するのは少々リスキーかと。
どーもです。紙??と聞いて思い出したことがあったもので。編集プロダクションの友人の受け売りですが。
最近はWebと会社案内(紙)はその目的が違って、掲載する内容も違ってきているようです。Webのない会社とある会社じゃ会社案内(紙)の作りも違ってくるらしい。うまく住み分けしているらしいです。
でも、それはそれぞれの良さが発揮できるよう両方を一緒に企画しての場合で、編集やライターの腕の見せどこなんだけど。。。なんて言ってました。
投稿情報: Tan | 2005/11/06 04:30
いつもお世話になってます。
ボクのエントリーも浅はかな内容でしたがおっしゃる通り。
紙とWeb、その他も当然ありますが、どれかがベースになって、それの見せ方が変わっただけではあんまり意味も無いですよね。
そのツールの利用目的やターゲットによっても当然、同じものになるはずはないですし、それぞれのツールの旨味を引き出さなくちゃなりません。まさに“スミワケ”ですよね。
なおかつお互いがブラッシュアップされなくちゃならないわけですし、相乗効果も狙わなくちゃなりません。
Webに関して広報的な一面からだけ見れば、特定のエリアに向けたものなのか、はたまた一定の年齢層に向けたものなのかなどによってそのメリット、デメリットもありますし。
Webへの期待値が高まり、今後、企業広報になくてはならない存在になればなるほど、Webで何が出来て何が出来ないのか?という情報も発信していかなくちゃいかんですね。
投稿情報: RealPad | 2005/11/06 23:34