モノを創る過程において、「企画」というフローが存在します。「デザイン」とは別もので。このフローの線引きはあいまいですよね。「企画/デザイン」といった形で一緒くたになるケースもあります。
「企画」という目に見えない部分を表現する方法に「企画書」というアウトプットがありますが。これはファーストステップとして次のフローに入る前のプレゼンテーションとして利用されるケースが多いですが、この時点で何が伝わるか?伝えられるか?のテクニックがなければ、あまり意味をなさないとも言えます。
次のフローである「デザイン」、(要は“見た目”)非常にわかりやすい形に落としこまれて、初めて趣旨が伝わった、なんてことはないでしょうか?結果、せっかく作った企画書は、単なる時間の浪費・・・。
グラフィック、(今までの)ウェブなどの制作物にとっては「企画を含むデザイン」に慣れてしまった感があると思ってます。ボクらがやっているウェブ制作は、「見せるもの」であると同時に「使えるもの」であること。むしろ後者が重要。この場合の「企画書」は、「サイト設計図/仕様書」という意味を持つのですが、ここで理解させる、してもらう、ことで、その先のフローが決まります。
「デザイン」というクリエイティブな部分は当然、おろそかにできないです。インターフェースがそのサイトのユーザビリティを左右するとも言えるからです。ですが、「デザイン先行型」では、なかなかウェブの品質は高まりづらい、といのが実情です。
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