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2005/07/16

コメント

orange and chocolate

ユーザビリティとアクセシビリティ、どちらのブログも「へぇ~」と思いながら、読みました。
以前ある企業のサイトリニューアルを手伝った際に、この2つへの配慮をどうするか、いろいろ考えたことがあります。
おっしゃるとおり、見た目じゃない部分だったり、地味な部分かもしれないので、優先課題としては扱われないことも多いのかなぁ。
ただ、海外ではCSRの観点からこの2つの点を重視する国が多いですよね。イギリスでは、公的機関や企業のサイトのアクセシビリティについて一定の基準があって、それを満たさないサイトは閉鎖されてしまうという話を聞きました。
誰に対してどういう情報を発信するのかで、今後はウェブサイトに求められる機能や使い勝手、アクセシビリティが細分化していくような気がします。
となると、ウェブディレクターさんの責任や仕事の範囲も変わってくるのでしょうか。

RealPad

どうもです。orange and chocolateさん。
またまた鋭いメスを入れてきますねぇ。「アクセシビリティ」「ユーザビリティ」を“CSR”の考え方に含む、ところまで踏み込んでいけば、日本のグローバル化はWebを皮切りに!ってとこまで進む可能性もあるかもしれませんね。
ここでは話しを大きくするつもりはないので、あまり突っ込んだ事は話しませんが、“企業の社会的責任”の範疇がどこからどこまでって定義がつけづらいので難しいですよね。「環境に対する取り組み」なのか、はたまた「ボランティア活動」なのか…。IRなどの「基本情報開示」もまた“CSR”と捉えられるはずです。
イギリスの例は知らなかったのですが、行政の指導とかそういうのがあるんでしょうかね。

企業がWebサイトの「アクセシビリティ」「ユーザビリティ」を通して“CSR”へ取り組む…。これは視点を変えれば、マーケットがこれをどこまで望むか?ってことも言えると思います。行政が法令を出すにしてもやはり民意があってこそなのかな、と。海外だと活発そうですものね、そういうの。
もちろん自治体、企業問わずにそういったことに真摯に取り組んでいるところも少なからずありますよね。まだまだ大きな波は来てないと思いますが…。
この両ビリティ(?)を技術的な面から突き詰めれば、サイトの性能自体は上がる、と言えると思うんですよね。性能が上がる、ということはユーザーへの配慮が成されている訳ですから、いろんなメリットもあります。うーん、価値観なのか、文化なのか、欧米に比べれば認知されにくい部分なのかも知れませんね。

また、ボクらの仕事の範囲ですが、確かにもっと勉強しなくちゃならんことは技術以外にもたくさんあります。前提としては「Webにできること」「Webでやるべきこと」これの啓蒙活動ってとこが中心になりそうです。特に「アクセシビリティ」「ユーザビリティ」なんて部分はボクら側から積極的に進めていかなければならない部分だと思ってます。

orange and chocolate

RealPad さん、コメントをありがとうございました。
メスを入れたつもりではなかったのですが…痛いところをついてしまっていたら、すみません。
両ビリティを極めるとサイトの性能は上がるんですね。ととなると、ユーザー・オーナー双方にとってよい結果になるんでしょうね。ま、極めるかどうかはオーナーの問題なのかもしれませんが。
イギリスでの動きについては、下記サイトに概略が載っていました。

http://www.infoaxia.com/resources/juicystudio/2004/dda-webaccessibility.html

どうやらウェブのアクセシビリティのみを対象にした法律ではなくて、障害者に対する差別を禁止する法律の適用範囲を、2004年10月からウェブサイトにも広げたようです。ウェブ上で健常者と同等の機会を障害者にも保障する取り組みかと思います。
記事を読んでいて、イギリスでの個人の権利に対するいい意味でのこだわりを感じました。

RealPad

いやいや、痛いところではないですよ。

確かに「アクセシビリティ」「ユーザビリティ」はサイト運営者の考えかたに依存するところが大きいんですよね。
海外と比較すると悲観的になってしまいますが、(あんまり良い意味ではなく)ある程度の大きな流れに乗るまではなかなかこの考え方は拡がりづらいかも知れませんね。

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