サイトのリニューアル案件においてはブログを標準で装備するケースも多くなってきまして、「ブログやってますよ」ってことの目新しさもなくなってきましたね。その後の課題として残ったのはやはり、ブログから情報発信をつづけられるかどうかです。キツイ言い方ですが、結局、ブログに限らず、目新しいことをすることによって「何かが変わる(起こる)」という期待値だけが高く、他力本願的なノリが否めません。
制作サイドから提供できるWebサイトの技術/デザイン的な“質”は極端な話、平準化に向かっているような気がします。当然、Webサイトの“質”は競争を対象にしたものではないので、格付けする必要はありませんが、気になるのはやはり根本的なこと。
一体、Webサイトで「誰に何を伝えて、結果、何をしたいのか?」これが伝わらなければ、Webサイトからの情報はどこにも結びつかず、ただブラウザに表示されるだけ、ということになってしまいます。
企業が会社案内やパンフレットを持つように、Webサイトを持つ、それと横並びの価値ではWebの真価は発揮できないんじゃないかと。
Webサイトはつくって終わりではありません。平準化と言いましたが、技術/デザイン面だけ追いかけてもいずれ格差はなくなります。もっと簡単な話で、日常的に行なっている自社のアナウンスや営業活動をWebを利用してどう行なっていくか?という運用面が問われています。