EIP(Enterprise Information Portal):企業情報ポータルの市場規模が拡大する、というニュースを聞いて、Webが外だけに向けられたものではない、という認識が広く一般的に普及されれば良いな、と思います。
EIPはイントラ型のグループウェアと違って、Webブラウザから一元的にアクセスできるので、端末別にアプリケーションを必要としません(もっとも、ASP型のグループウェアもありますけど)。
ブログの機能、RSSやトラックバックなどに注目し、ブログそのものをナレッジマネジメントツールの代用として利用する“イントラブログ”のようなものもあります。
(ボクも理解するのに苦しんだのですが…)EIPはB2E(Business to Employee)でなければならない、と。社内プロセスをカバーできるツールであるべきなんですね。
では、社内プロセスをカバーするとはどういうことか、SIベンダー風に語れば、社内コミュニケーションの効率化とか、社内にバラバラと点在していた情報や知識を共有しコラボレーションさせていく、というような感じでしょうか。ナレッジマネジメントツールという解釈もありますが、その名の通り、情報を経営資源として還元できなければ意味は無く、ただ単純に情報だけを蓄積していけばよいわけではありません。自分が一体何のために組織的に情報を共有し、活用しようとしているのか、という本質に気付けないとなんとなく情報をポストしていくだけのシラけたポータルになってしまうと思います。ましてや、それが義務化されたものであればあるほどです。
いずれにしても、ベンダーやコンサルタントが危惧する部分はやはり、運用面。自分だけが持っている情報を公開/共有するわけですから、発言者に対するコスト&ベネフィットを意識する必要性はないでしょうか?システムの規模に関わらず、情報共有を円滑に行える企業文化が土台にあるか?ということもハードルの一つなのは間違いありません。
いつものように取り止めがなくなってきましたが…、EIPのシステムと考え方自体は当社でも取り入れていて、XOOPSにて構築したツールで情報共有と意見交換をしています。
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