ある業界専門の講座でこんなネタがありました。
PCプロジェクターで、ある“店舗”の外観写真が映し出されています。「これは何の店だと思いますか?」見た目は飲食店には見えるようだけど・・・。しかもなんか寂れた感じ・・・。看板があるのですが、その名称からは何の店かは特定できません。例えば「○○ラーメン」とか「中華料理○○」とかは書かれてはいないのです。結果、講師が回答を示すまで、答えはわかりませんでした。これがウェブ講座のネタとして題材にされた理由。それは、一目で何の店かわからない店舗には入りづらい。と言うこと。
ユーザーがサイトを訪れたとき、自分の求めている情報がこのサイトにあるか?このサイトなら自分の欲しい情報がありそうだ、と期待させるデザインであることは無視できません。それはパッと目を引く商品名(画像)だったり、イメージ写真なのかも知れません。テキストはウェブにおいて非常に重要な要素ですが、直感的に訴求できるビジュアル面もまたユーザーに与える大きな“情報”要素です。システマチックになりがちなウェブ制作のワークフローにおいて「見た目」は極端に言えば、二の次、三の次ですが、ユーザーにとっては「解り易い」指針でもあるのです。トップページを見て「BAD!」と判断されてしまうことは大きな機会損失ですね。