さて、通常の「受発注」において、「大体20ページ」くらいなんだけど、幾らくらいになるかな?と尋ねられるケースがあります。これって「20P分のデザイン費用」って意味で考えられてるような気がします。確かに「ページ単価」は目安にしています。以前、いや今も現役なこの「ページ単価」、この価値観はなくならないんだろうな、とは思ってますが、この「TypePad」然り、動的にHTMLファイルを育成していくブログの場合はどうなるんでしょうね。「ページ単価」で見積もったら1Pか・・・。もはやページではカウントできないものになってます。
グラフィックデザインだと、「ページ」って概念は「製本されたもの」ということになります。内容が増えればページも増える、当然ですよね。でも面付けが変わるとエディターは大変じゃないですか?
Webだとそれに「機能」という概念が紐付けされます。本であれば「目次(INDEX)」に相当する部分ですが、ナビゲーションなどのボタン配置など、1コンテンツ増えたが為に大きな変更を伴うケースがあります。設計図(サイトマップ)が崩れると、基礎工事からひっくり返るんです。「1P=1デザインでは無い」ということです。「Webデザイン」ってのはあくまでも「機能」「ビジュアル」の両方のベクトルから全体像を把握します。パーツパーツのビジュアルは大事ですが、やはり使い勝手、サイト全体の「機能美」を無視したくありません。僕らはプロの視点から「設計図がベースとなるデザイン」を考えています。
なかなか説明しづらいですが、実際には制作に入る前からかなりアタマを悩ませていたりします・・・。